音を遮断する時に使う材料を遮音材といいます。

コンクリートや石材、鉄材など重量の大きい物ほど、遮音性能が高いです。一般に、戸境壁の遮音は、話し声やピアノの音などの空気伝播音だけを考慮すればよく、戸境壁に直接クロスを張りつけた直貼工法の方が遮音性が高くなります。

一方、床の遮音は、子どもが飛び跳ねたり、走り回ったりする時の重量衝撃音と、物を床に落としたり、家具を動かしたりする時の軽量衝撃音は、カーペートを敷くだけでも効果があります。

床衝撃音は、JISで決められた「L」で表し、L値が小さいほど遮音性能が優れています。JISの基準では、L-45で「聞こえるが気にならない」とされています。

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