不動産では3つの使い方があります。1つは、最寄り駅から現地へ行く道の状況という意味で、坂道の有無、歩道の整備状況、交通状況などが含まれます。
2つめは大規模マンションで、団地の入口から各住戸の玄関までの状況を示すことです。歩行者と車の入り方、駐車場との関係などが含まれます。最後に、一戸建ての場合ですが、敷地の入口、門扉などから玄関までの状況、カーポートの配置などを示します。…
2017年 年別アーカイブ
洗い出し仕上げ(さらいだししあげ)
壁や土間の塗り仕上げのひとつです。御影石や大理石の砕石などの種石(骨材)を混ぜたモルタルを塗り、完全に硬化する前にワイヤブラシなどで水洗いして、表面に石粒を浮きたたせたものです。コンクリート塗り、モルタル塗り、人造石塗りなどに用いられます。
那智黒などの豆砂利をコンクリートの上にまき、コテで押さえたあとに散水してブラシで表面のセメントペーストを取り去る簡易な方法もあります。別名では「人洗(じんせ…
アルカリ骨材反応(あるかりこくざいはんのう)
コンクリートの劣化に関係する現象のひとつで、コンクリートに含まれるアルカリ性溶液(水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)と特定の骨材(シリカ鉱物など)が化学反応して生成物が膨張するなどの変化が起きる結果、コンクリートを変形させたりひび割れを生じさせ、強度を低下させる状態をいいます。
防止方法は、(1)アルカリシリカ反応性試験で無害の骨材を使用する(2)フライアッシュなど反応抑制効果のある混和材をセメ…
暗騒音(あんそうおん)
ある場所の特定の騒音について着目しているときに、その対象になる音以外の周りにある音のことをいいます。
たとえば住宅で隣戸からのピアノの騒音が問題になっているとき、ピアノが鳴っていないときの周辺環境から聞こえる音が暗騒音となります。騒音の測定をする場合は対象騒音以外に暗騒音を同時に考慮します。
対象の音が同じレベルでも、暗騒音が小さいと煩わしく感じやすく、暗騒音が大きいとあまり気にならない傾向に…
アンボンド工法 (あんぼんどこうほう)
ラーメン構造のマンションでは、床スラブがたわんだり、振動しないように小梁を入れるのが一般的で、そのため直天井の場合は室内に小梁が露出します。この小梁を無くしたのがアンボンド工法です。
床スラブにPC鋼材を通して両側から引っ張ることで、あらかじめ圧縮力(プレストレス)を与えておき、床スラブのたわみを防ぎます。小梁は出ませんが盤振動が起きる可能性があり、遮音性はやや落ちていまいます。…
遺産分割 (いさんぶんかつ)
亡くなった人(被相続人)が残したすべての財産を、相続人に配分する手続きのことをいいます。
分割の方法は①遺言書がある場合は遺言による指定②遺言がないときは相続人全員による遺産分割協議③協議で話し合いがつかない場合は家庭裁判所による調停や審判、の3種類です。
分配のしかたには、財産をそのまま分ける現物分割と、不動産などを売却・現金化して分ける換価分割、どちらもできない場合の代償分割などの方法があ…
遺産分割協議書 (いさんぶんかつきょうぎしょ)
遺産の分割方法について相続人が話し合って合意した内容を記した書類のことをいいます。全員が同意すれば、法定相続分や遺言と異なる分割をすることもできます。
作成にあたっては、被相続人と相続人の本籍や現住所などを特定することが必要になります。協議書には、相続人全員で署名押印して、財産はできる限り具体的に記載することがポイントになります。
不動産は所在地・面積・構造、預貯金は銀行支店名・口座番号・金額…
遺贈 (いぞう)
遺言によって財産を無償で譲り渡すことをいいます。被相続人が死亡した時点で成立します。
財産を受ける人を「受遺者」といい、遺贈の内容は、ほかの相続人の遺留分をおかさない限りは尊重されます。
遺贈の方法には「遺産の半分を与える」のように相続分を指定する「包括遺贈」と、「○○の土地を与える」のように特定の財産を指定する「特定遺贈」があります。また「○○の面倒を見る」など特定の義務を付けた「負担付遺贈…
委託管理 (いたくかんり)
管理運営の方式の一つです。管理の主体は管理組合ですが、具体的な実務を管理組合自身でやる手間は大変です。
そこで現在のマンションの多くは管理業務を管理会社に委託しています。業務全般をまかせてしまうのが全面委託管理。
業務の一部、たとえば設備の保守点検、管理員業務など、特定のものを任せるのが部分委託管理になります。
位置指定道路(いちしていどうろ)
建築基準法上の「道路」のひとつで、新しく開発された分譲地などの幅4m以上の私道で、特定行政庁が道路位置の指定をしたものです。
ミニ開発で、袋小路状の私道の周りを建売住宅が取り囲んでいるようなケースによくある道路になります。
道路位置の指定を受けるには、公道との交差部に有効な隅切りがあること、側溝を設けること、一定以上のこう配がないことなど、特定の技術的な基準に適合することが条件で、位置指定を受…
入会権(いりあいけん)
一定の地域の住民たちが山林や原野を共同で管理して、薪や山菜、草木を採取したり、家畜を放牧するなどして利用する慣習上の権利のことをいいます。
共有、または地役権に準ずる物権です。入会権は登記できませんが、登記がなくても第三者に対抗できます。
そのため、入会権があることを知らずに別荘を建てようとして、入会地の住民とトラブルになることもあり、山林や原野を取得する場合には入会権の有無確認が必要です。…
土地登記簿とは?
土地登記簿というのは、簡単にいえば、どこにどういう土地があって、その所有者が誰であるかが記載されている台帳。土地を買おうとするとき、その土地が目的の建物を建てることができる土地か確認します。表題部(土地の表示)は土地の住所・地番・地目・地積などの表示がされています。
甲区(所有権)には、土地の所有者が誰であるかが示されています。
乙区(所有権以外の権利)には、抵当権とか地上権等、所有権以外の権…
不動産広告の種類と見方についてアドバイスを下さい。
情報化社会になった現在では、不動産会社に行かなくてもたくさんの物件情報を得られるようになりました。
不動産業界は情報の取り扱いが業務の中心になりますので、
ありとあらゆる手段で情報を提供しております。
不動産を探す場合には、物件情報の提供を受けることになるわけですが、
その中心となる広告の見方を知っているかどうかによって、結果が大きく異なる場合がありますので
その内容をご説明いたします。…
不動産業者に行くときに必要なものって?
不動産業者に行く前に、予算の上限や条件を決めておくことが大切です。
物件を見学する際は、メモ帳、筆記用具、メジャー、地図、印鑑があると便利です。
家具や家電の配置を考えて、持参したメジャーで室内の寸法を測定して記録しておくと、物件選びの判断材料になったり、実際に引越す際に役立ちます。しかしこれらは絶対に必要なものではありませんのでご参考にして下さい。
不動産業者に行くときに必要なのは特に何も…
不動産サイトの特徴とつながりを教えて下さい。
不動産サイトやサイトのつながりは書き出すとキリがないぐらいたくさんあります。
今回はその中から抜粋したサイトと特徴をご紹介します。不動産流通近代化センター
この組織は、宅地建物取引主任者の免許関連や
不動産コンサルティング技能登録を管轄する公的な機関です。
不動産業界全体に関係しています。
不動産業界全体←→不動産流通近代化センター:国
・不動産ジャパン
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家には家相があるといいますが、どこまで信じていいのですか?
家相とは、いわゆる家のつくりのその良し悪しにより人間の運気が影響されるといわれてるものです。
天地自然の法則に基づいて、通風、採光、換気、磁気、地気が、家相となる建物の形や向き、
窓の位置、水の位置、火気の位置などにより運勢を変えてしまうというふうに考えられています。
家相のことを考慮して家を建てるかどうかはまったく人によって異なりますが、
実際にはあまりそれを気にしないで建ててい…
よく面積の単位のことを「坪」でいいますが、具体的にどれぐらいの大きさですか?
「坪(つぼ)」は尺貫法による面積の単位で、1辺が6尺(約1.8182m)の正方形の面積が1坪です。
または6尺は一間ともいいます。
一般的に分かりやすくいうと1坪は、およそ2畳(たたみ2枚分)の広さにあたります。
また1坪を平方メートルに換算すると、約3.305785平方メートルとなります。
したがって、「平方メートル」表記されている土地などの面積を「坪」に換算するには、
「…
物件の所在地と一般的な住居表示が違うのはなぜ?登記地番とは?
不動産の場合、所在地の表し方について、登記地番と住居表示という2つの種類があります。
登記地番とは
地番とは一筆(土地を数える単位)の土地ごとにつけられている番号になります。
広告や売買契約書に記載されるものは、登記地番のほうです。
主に不動産登記で使用されており、住居表示が実施されていない地域であれば、住所をあらわす時にも利用されることもあります。
その不動産の所有…
中古住宅の入居前にリフォームを考えていますが、空巣や放火などの被害を防ぐ工夫は?
昨今ではピッキング犯罪が急増しており、錠前の安全性が見直されています。
リフォームでは鍵のシリンダー交換が効果的であるといわれており、実際に施工された方も多くいらっしゃいます。
また、センサー付きの照明を取付けるなど、様々な工夫が考えられます。放火などの犯罪については、建物の外などに古新聞や古雑誌等の燃えやすいものを積まないよう、
物置などを設置してその中に入れるなどの工夫がされています。
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田舎暮らしの特徴的なところはどこですか?
これは細かいことまで挙げるとかなりありますので
私が感じる、大きい2つを例に挙げます。1つ目は都会では不動産の大部分が都市計画区域内にあります。
田舎ではたいてい区域外にあります。したがって、都会ほど法律の制約を受けません。
2つ目は田舎の方は、種類も多く、面積も広いです。
また、不動産の売買が都会のように一般的におこなわれておりません。
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