2017年04月 月別アーカイブ

日影規制とは何のためにあるのか?

建築基準法上の日照制限には北側斜線と日影規制の2つがあります。 いずれも指定された用途地域などにより規制の有無・基準が異なります。 北側斜線とは、敷地の北側の隣地境界線上の一定距離の高さから、南側へ一定の角度で引いた斜線内に建築しなければならないという規制です。 比較的低層の住居地域に規制が掛けられます。 日影規制は、中高層建築物を想定した日照制限で、 周囲に実際に落ちる影の時間…

公道に対し、細長い通路で接している土地を検討中ですが、家は建つのでしょうか?

おそらくご質問いただいた土地は「路地状敷地」といわれるものだと思います。 原則として土地は、建築基準法上の道路に2m以上接してないと建築物を建てることが出来ません。 したがってその路地状の部分の幅が2m以上あるのかということが最も重要になってきますので まずその幅員をご確認下さい。またこの路地状敷地については、 「路地状の部分の長さと幅員の関係」を条例で規制している可能性がありますので、事前…

「登記識別情報」というものを耳にしましたが何ですか?

登記識別情報とは,登記の申請がされた場合,当該登記により登記名義人となる申請人に,その登記に係る物件及び登記の内容とともに,登記所から通知される情報のことをいいます。 登記識別情報は,アラビア数字その他の符号の組合せからなる12桁の符号で,不動産及び登記名義人となった申請人ごとに定められます。 登記識別情報は,本人確認手段の一つであり,登記名義人本人による申請であることを登記官が確認するた…

『防火地域』とはどういったものですか?

法令上、地域ごとに建物の構造等を抑制する分け方があります。 その中のひとつが防火地域です。駅などの近くや繁華街では火災時の延焼防止のために燃えにくい建物(耐火建築物)しか建てられないように制限します[防火地域]。 そして、その近隣や幹線道路沿いでは一定規模の建物を耐火建築物にするか、準耐火建築物にするように制限されています[準防火地域]、一方、延焼の恐れの少ない地域では木造住宅でも建てられ…

容積率の緩和はどの様なときに適用されるのですか?

・自動車車庫  自動車車庫その他の専ら自動車又は自転車の停留又は駐車のための施設は、  これらを含む建築物の床面積の合計の1/5を上限として床面積に算入しない。 ・地下室  建築物の地階でその天井高が地盤面からの高さ1m以下にあるものの住宅の用に供する部分は、  その建築物の住宅の用途に供する部分(自動車車庫等は含まない)の床面積の合計の  1/3までは容積率算定から除外される。例…

知人が市街化調整区域の土地を買い、私の農家証明を貸してほしいとのことですが大丈夫?

市街化調整区域は基本的に住宅を建築することが出来ません。 但し、例外として農業、林業、漁業に必要と認められた建物や、これらの業を営む方々の居住用の建物も建築できます。 名義を貸した後すぐに今お住まいのお家の建て替えを計画してもご主人名義では建築確認を受けられない事になると思います。一生に何度も出来る事(お家を建てる事)ではないので建築する方も名義を貸す方も、もう一度よくお考えになってから結…

不動産広告などで『地目 山林』とありますが、家は建てられないのですか?

『登記簿上は、山林ですが、実際は宅地として使える状態になっている』という意味です。 宅地にする場は、地目の変更登記の手続をとらなければいけません。 この登記は法律上の義務であり、1か月以内に申請しなければなりません。但し、当然山林を宅地にする場合は宅地にするための 整地をしなければなりません。 その費用なども考えなければなりません。 …

土地の地目が変更になった場合はどうするのですか?

土地の登記簿の表題部地目が変更した場合、登記の名義人は、地目の変更が生じた日より1か月以内に地目変更登記を申請しなければなりません(不動産登記法第81条)。 仮にこれをしなかった場合、10万円以下の過料に処せられます(不動産登記法第159条の2)。 法務局の登記官は、地目変更登記がされていない場合には、職権で登記できることになっています(不動産登記法第25条の2)。なお、農地の場合には、原…

「4SLDK」の「S」ってなんですか?

「S」は「サービスルーム」の略で、居室と認められない納戸のことです。 不動産適正取引協議会の定める 『不動産の表示に関する公正競争規約』 によると、 建築基準法による採光基準などを満たさず 「居室」 とすることができない部屋については 「納戸等」 と表示することになっています。以前は、納戸(N)もしくはサービスルーム(S) と表記されることが大半でしたが、 最近では書斎(DEN)、ユー…

建築条件付の条件を料金上乗せで外せると聞きましたが相場はありますか?

建築条件を外す時、現状の土地価格に上乗せするケースもあることは事実ですが、 上乗せなしに外れる時もあれば、逆に指値(値引き)もしてくれる時もあります。 分譲業者と当該現場の状況、該当地域の不動産市況により変わってくるので、 相場というものはありません。例えば、分譲業者が資金の都合が必要であったり、当該現場が長引き早く終わらせたい、 周辺に売り地の供給が多く競合しているなどです。 「建…

リノベーションってよく耳にしますがいったい何ですか?

既存の建物の用途や機能を変更・更新し、性能を向上させることです。リフォームというのは、時代に合った内装や外装にしたり、 設備などを新しくすることですが、リノベーションはそれに加え、「性能を向上させる」、 「価値 を高める」という点をテーマとして追加したリフォームと考えていただければ 分かりやすいと思います。

ベランダとバルコニーはどういった違いがありますか?

ベランダというのは屋根付きで細長い縁状のもの、 それに比べ、バルコニーは室内生活の延長として利用できるものを指します。一般的にはこのような違いや使い分けをしています。 ただし、各住宅メーカーで独自の名称が付けられていることがありますので 必ずしもこの通りではありません。

家が揺れるので欠陥住宅かと問い合わせても認めてくれません。どうしたらよいですか?

欠陥住宅という言葉は、あまり良いイメージの言葉ではないので、使い方に気をつけなければトラブルを加熱させる恐れがあるので注意が必要です。 例えば柱があるべきところに無かったというのは、明らかに欠陥住宅といえますが、「トラックが通ったら家が揺れる」、「建具が開きづらい」などを指して、直ちに「欠陥だ」と断ずるのは多少問題があるでしょう。  ある特定の大きさのトラックが特定のスピードで走行した時に、道…

吹付けアスベスト以外には危険性はないのですか?

アスベストのなにが危険かといえば、その繊維が空気中に飛散し、それを吸い込んだときに 肺に突き刺さり、恒久的に体内に残留することが危険ということなのです。 当然吹付けアスベストは多少の外力により飛散する恐れがあるため、危険なものに分類されますが、 逆に飛散しないアスベストは何ら人体に悪影響を与えないと判断して問題は無いと考えられます。我々の住宅に多く用いられているアスベスト含有ボード建材類…

住宅に大きな窓をつけるのが夢なのですが、耐震上むずかしいですか?

木造住宅の場合、耐震性を確保している要素としいうと、「壁」とういことになります。 具体的には、筋交い・構造用合板が打ちつけられた壁の量と配置により、耐震性が決まります。 窓を設置すれば、その位置には耐震壁を設けられないので、窓を増やせば増やすほど耐震性が乏しくなるともいえます。 どうしても南面には『窓』という方は、鉄骨造による大スパン工法などにより、技術的問題を解決 することの方が…

半地下というのは建築基準法上、地下と同じ扱いになるのですか?

建築基準法では、地下や、半地下といった言葉の分別はせず、総称して「地階」という用語が定義され用いられています。 この場合の地階とは、 「床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの3分の1以上のものをいう」とあり、一般にはこれを指して地下、あるいは半地下と呼んでいます。したがって、半地下と地下は法的には同じくくりになり、居室利用時の制限や、容積率緩和の対象になりま…

注文建築は高いイメージですが、実際はどうですか?

確かにそのようなイメージがあると思います。私自身も以前はそのようなイメージを持ってました。 しかしそれは思い込みに過ぎませんでした。 「注文住宅」イコール「価格が高い」ではありません。  逆に安くなる場合も多々あります。価格を左右するのは、ほとんどの場合、間取り(面積)、 仕様、住宅設備機器、外観デザインです。      すべてをグレードの高いものにしたり、さまざまな設備機器をつけたり…

木の家は火災の際、燃えやすそうですが実際はどうなんですか?

木は確かに燃える素材なので、そういったご心配はあると思います。 しかしそれは薄い木片の場合です。木造の家は火に弱いわけでなく、ある程度の厚さや太さの木は表面が焦げるだけで、内部までは燃えにくい。温度が上がっても強度がすぐに落ちないのも特徴。木造の家は火に弱いわけでなく、ある程度の厚さや太さの木は表面が焦げるだけで、内部までは燃えにくい素材です。 温度が上がっても強度がすぐに落ちないのも木造住宅…

鉄骨造の家のメリットやデメリットは何ですか?

鉄骨造のメリットは、木造に比べ大きな窓が取れる事や、 壁を作らずに大きな空間を確保出来ることです。 極端に言うと何もないワンフロアの空間が可能です。 その他、耐震・防火面でもメリットがあります。また、RC造(鉄筋コンクリート造)でも同じ事が出来ますが、 コスト面で鉄骨造の方が優れています。 デメリットは、木造よりもコストが高いことです。 …
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